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「なんでふんどしなんだ!?」ふんどしを始めてからかれこれ5年。ふんどしに出会う前まで、僕はおちかに悩まされていた。おちかとは、知り合いが命名した隠語。正式名「おちんちんかゆいかゆい病」。この知り合いの旦那もおちかに悩まされていた。

2005年の夏、いつもの様にMacの前で作業してたら、今日もおちか。 当時勤めに出ていた妻が出勤間際に玄関で僕に言った。「そんなにかゆかったらふんどしにでもすれば!?」...閃いた!よくわからんが要はふんどしにすれば良いんだ!ネットでふんどしの事を調べると、どうやら百貨店で取り扱っているらしい。クラッシックパンツという商品名で赤いふんどしと白いふんどしがあった。

ふんどしをしてしばらくしておちかが消えた。今まで使っていたトランクスはすべてゴミ箱に捨てた。ふんどし。これは面白い。自分で作ってみようじゃないか!ふんどしのブランドを立ち上げるんだ!これがKUROTENGUふんどしの始まりです。

ブランドと言っても自分で名前を考えてロゴを作って、パッケージをデザインしてね。ふんどしを作る布は結構探しまわった。せっかくなので自分が住んでいる関西のメーカーさんですべてをまかなって揃えたかったけれど、費用の関係で厳しかった。ふんどしの生地には、静岡県浜松にある業者さん1社と東京の神田にある業者さん1社に
お願いしている。

KUROTENGUのふんどしに使っている生地は小幅綿といって両耳が処理してある布。他のふんどしのほとんどは、一般的な生地を断裁して縫製してあるから両側が縫ってある。耳アリ小幅綿は僕のこだわり。縫製屋さんも色々探したけれど、小ロットでは相手にされない...という訳で、

縫製は妻のおかあさんに丁寧に縫って頂いています。ところでお母さんの縫製技術には定評があるんですよ。見る人が見れば分かるんだそうです。お母さんの技術がそんなに素晴らしいとは知りませんでした。

CLIENT

KUROTENGUふんどし

DATE

2005

CREDIT

ブランドデザイン
グラフィックデザイン
プリントデザイン
By Shiro Yamanaka


イラスト
Takafumi "AGO" Ito


印刷
タツミ印刷