コメント

知り合いがおでん屋さんを始めるって。しかも夏オープンだよ。「夏におでん?」お店の名前にも驚いた。その名も「おでんの具」ストレートすぎる!すごい!僕にはマネできない。ならばお店のロゴも直球勝負だ。ロゴだけじゃない。店舗のデザインと店内用BGMのセレクトも任された。出来るか?だってよ。まぁできるんじゃないですか?と。図面は引けないけれど、居抜きの物件を改装するだけだし。デジカメで現場を撮影してフォトショップで加工・合成して。え?寸法?すみません。大工さんはものすごくやりずらそうだった。

スケルトンの状態からの作業ではなかったので 家具も含めた居抜きの物件で、どこを残して、どこを撤去解体するのか。そういう作業でした。しかしこの時代はどこのお店に行っても漆喰風塗料ジョリパットだった。もちろんこのお店もね。当時飲食店の看板ってのは黒地に白の手書き風か、えんじ色に明朝体のものが多かったけれど、紺地に白はめずらしかったと思う。紺色にした理由はマシなテント生地が紺色しかなかったから。わかりやすい色しかないんだもんテント生地って。真夏の日本でスカタライツを聞きながら、汗をかきながらのビールとおでん。夏のおでんは最高でした。お客さんが入って凄く絵になるお店。コノ案件はぼくのDIY的内装デザインの出発点でもあります。

CLIENT

おでんの具

DATE

2005

CREDIT

DIY店舗デザイン
プロデュース
グラフィックデザイン
店舗BGM選曲
By Shiro Yamanaka